目下奮闘中
現在、中学生の授業は『おくのほそ道』をはじめ古文を学んでいます。
英語と日本語の両方を学んでいる彼らには、古典は第三の言語のように受け止めているのかもしれません。
中学校、最終学年になると中々難しい言葉がいっぱい。
ある日の授業中の風景
先生「『夏草や 強者どもが 夢の跡』って、松尾芭蕉の中でも、有名な句で源義経のことを忍んで…。」
生徒「・・・・。」
先生「松尾芭蕉は、源義経の話が好きで、東北に旅立ったんだよ。その舞台を見たいなぁって思って。」
生徒「ふーん。」
先生「そうなんだよ。今で言うところの、ドラマとかの舞台に旅行に行く人とかと一緒だよね。」
生徒「えっ。そうなの。」
先生「人間って、昔からあまり変わっていないんだよね。」
昔のことを学ぶことで、今のことがわかる。でも、それをわかってもらうのが難しい。
目下、奮闘しているのは、生徒ではなく先生の方かもしれません。