幼稚園Music classで
―ある日のMusic class―
「じゃあ、みんなで歌ってみよう!」
♪♭♩♫♬~♪
おー、元気がよくて、いい感じ…と思ったけど、…んん?
♬♪~×▼●※×◆
声がやたら大きいというか、どなっているような、しかも音が外れている子がいる。
「ちょっとストップ。メロン君。ボリュームを2ぐらいに下げてくれる?それと、ピアノの音をよく聴いて、自分の声を合わせてね。じゃ、もう1回みんなで!」
♪♬~※×▼〇#▲
やっぱり声が大きくて、音が外れている。周りの数人の子は耳を塞いでしまっている。
(うーん、音がはずれてるとか言えないし、傷つけないようにどう言おうか。)
「メロン君、声のボリューム、1まで下げよう。ピアノの音をよく聴くんだよ。それと、周りの子の声もよく聴いて、合わせて歌ってね。じゃ、もう1回。」
こんなやり取りが数回続いた後、メロン君はみんなと合わせて歌うことができた。
「上手上手!歌えるやん!」と褒めたら…
メロン君「先生、ぼく、ジャイアン※の真似、じょうずだったでしょ?」とニヤニヤ。
ええ~!なんだって⁉人騒がせな!気を遣ってしまったではないか。
これからはMusic classのお約束に「ジャイアンの真似はしません」という項目を追加しておこう。
こんな練習場面を経ながら、クリスマスに向けて園児たちは歌や楽器の練習を頑張っている最中です。発表の日を楽しみに待っていて下さい。
※日本の国民的人気アニメ「ドラえもん」に出てくる、歌声が大きく音痴で有名なガキ大将。