ルーブルクスが来た!
スクールでは、毎学期末に「ルーブリクス」という成績表を各園児、生徒に渡しています。それには、その学期に子どもたちが学習した項目が教科別に記され、項目ごとに子どもたちの頑張りが5段階の絶対評価で記載されています。また、小学生以上には単元末のテストの素点や毎週の小テストの平均点なども記されています。それに加えて、各担当教師たちが一人ひとりにコメントを書き、生徒たちを励ましています。「ルーブリクス」は、生徒たちがその学期に何を学習し、何を習得し、何を復習しなければならないかを保護者の方に伝えることができる、大切なコミュニケーション・ツールとなっています。
今日は、2学期の最終授業日でしたので、担任教師からこのルーブリクスが手渡されました。多くの生徒は、それが入った封筒を受け取るとすぐに、コメントを読み出します。「先生、僕のこと、何て書いたかな」は、彼らの大きな関心事のようです。「うちのお母さん、先生のコメント楽しみにしてるよ」や「ママが最初に読むのはコメントやで、先生」というような生徒のことばを、今まで何度も耳にしてきました。数字では表せない、生徒たちの成長している姿や頑張りを伝えるコメントを書き上げるのに、学期末は教師たちも奮闘しています。
「真の学力とはその人の人生を生き抜く力だ」と言われることがあります。私たちは、子どもたち1人ひとりに神の計画があり、その成就に必要な力はすでに彼らの中に潜在していると信じています。その潜在的な力を知り、彼らの成長段階に応じて、それをどのように引き出していくかが、スクールに課せられた任務だと思っています。来学期も、日々、子どもたちを見つめ、見守り、励まし、導いていきたいと思います。